検査分析マーケティングエキスパート資格制度
検査分析マーケティングエキスパート資格は販売技術を活用して社会の豊かさと安心を支援する専門家の資格です。
このために「試験による実務能力の検定」と「自己啓発による実力の涵養支援」により「専門家としての地位の確立」を目指します。
日常業務として実施されている機器分析は、その結果を社会に役立たせるために、得られた結果の信頼性が問われる。
このためには使用目的にあう分析機器や機器を使用するために必要な機材が円滑に供給されることが肝要である。
この資格ではこれらの機材を円滑に供給することに必要な知識と技能に関して認定を行う。
生産財の販売に基本的な知識を有し、機器分析に関する基本的な常識と、分析機器の設置されたラボでの一般的な業務と使用される機材についての知識に関して、習得している知識、技術のレベルにより、初級、上級、特級の三段階のランクで評価します。
検査分析マーケティングエキスパートは最新の知識を必要としますが、その実務は芸の道に通じる熟練が必要です。
初級、上級、特級は世阿弥のいう「守、破、離」:最初は基本を「守り」次に基本を「破り」 最後に基本から「離れる」という日本古来の芸の道を究める手順をイメージしています。
機器分析機材の販売の実務者は、販売活動の中で生起する問題を解決するため、実務経験を積み重ねながら継続的に学習をして、問題解決に必要な知識を得ることが必要です。検査分析マーケティングエキスパート資格制度ではこのため継続学習制度を設けています。
実務経験と共に専門知識の習得を資格制度に加えることにより、機器分析機材の販売の実務者の地位の向上を目指します。
検査分析マーケティングエキスパートの概要
1.検査分析マーケティングエキスパート資格制度とは
検査分析マーケティングエキスパート資格認定制度は販売等のサービスを通して機器分析技術の振興普及を推進する専門家の資格です。検査分析マーケティングエキスパートは個人が持つ資格で、自主認定資格として認定・登録を行います。
2.検査分析マーケティングエキスパート資格とは
検査分析マーケティングエキスパート資格は機器分析及び機器分析に関連して販売やマーケティングを行う実務者を対象としたライセンス型資格です。検査分析マーケティングエキスパートは、生産財の販売に関する基本的な知識を有し、機器分析に関する基本的な知識と分析機器が設置されたラボでの一般的な業務と使用される機材についての知識を持つプロフェッショナルで、習得している知識、技術のレベルにより、初級。上級。特級の三段階のランクがあります。この資格は、会社や団体などの所属機関に与えられるものではなく、個人に与えられ、更新制の資格です。
3.検査分析マーケティングエキスパート資格認定制度の目指すところ
検査分析販売技術士資格認定制度は「機器分析を担う人材」と協力して「機器分析技術の維持と発展を推進する人材」の専門技術の向上と地位の向上を目指した制度であり、この制度により下記の3項目の達成を目指します。
(1)機器分析で信頼性のある結論を得るために必要な機材の確保
機器分析で得られる結論の信頼性を高めるためには機器分析のプロセスを適切に行うために必要な機材を供給することが必要であるが、このために必要な知識をもつ人材を養成していく。
(2)機器分析に必要な機材の供給を担う人材の専門性の向上
ブラックボックス化が進む機器分析の機材についての知識の標準化をはかることが可能となり、このような人材の専門性の向上を目指す。
(3)機器分析に必要な機材の供給を担う専門家のキャリアパスの形成
3段階の資格を用意し、上位の資格を取得することにより専門職としてのキャリアの確立がはかれる。